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身近な食材で薬膳を楽しむ Vol.4 

日毎に寒さも増してきましたね。間もなく冬の到来です。漢方では季節に適応した養生をすることで免疫力が高まり、健康に過ごせると考えます。今回は冬の養生ポイントと、スーパーで購入できる身近な食材で、ご家庭でも簡単に作れる冬の薬膳をご紹介します。手軽におつまみを作る感覚で、食卓に医食同源の一品を加えてみませんか。

冬のレシピ
【どんことえびの出汁が滋味豊かな鰯つみれ汁
腎を元気にし、体を温める薬膳です。健脳作用のある鰯も入った、脳の老化予防にも役立つレシピです。
【材料】2人分
どんこ椎茸 6個
えび 6尾
鰯つみれ 4個
ニラ 半束
醤油 小匙2杯(味をみて加減してください)
塩 一つまみ
葱、生姜 薬味として少々
【作り方】
どんこ椎茸は600㎖の水につけ戻しておく。戻し汁は布で漉して鍋に入れる。
塩、戻したどんこ椎茸、えびを鍋に入れ火にかけ、出汁が沸いたら鰯つみれを入れる。
鰯つみれに火が通ったら、醤油と食べやすい大きさに切ったニラを入れ、ひと煮立ちさせる。
出来上がったら、器に盛って薬味を添える。

文・写真: 国際中医師 国際中医薬膳師  佐藤千代